あなたは、6歳児くらいからの反抗期… “中間反抗期” という言葉をご存じでしょうか?
この反抗期を乗り越える為に大切な事は、6歳児と父親の絆を深めることです。
6歳児は子供期から大人への移行期にあり、心身ともに大きな変化を遂げる重要な時期です。
それは、親から自立しようとする心理的な動きの一部である ” 中間反抗期 ” という発達の重要な時期でもあります。
どの親も、反抗期には悩まされると思いますが、反抗期を乗り越える為にはどうしたら良いのでしょうか?
この記事では、6歳児と父親の絆を深める方法と中間反抗期を乗り越える秘訣について紹介いたします。
6歳児の中間反抗期で悩んでいる、ママ・パパの参考になれば幸いです。
6歳児の心理的特徴
6歳児は身体だけでなく、精神的な発達が目覚ましい時期です。
自己意識が強まり、自分と自分以外の者の違いを理解するようにもなります。
また、友情や共感の大切さに気づく時期で、友だちとの交流が活発にもなりますよね。
遊びを通じて、協力やコミュニケーションのスキルを向上させていくのも、6歳児の特徴の一つです。
では、6歳児の心理的特徴とはどのようなことでしょうか?
それは、主にこのようなことがあげられます。
- 自己意識が高まり、自分と他者との違いを理解するようになる
- 好奇心旺盛で、疑問を持つことが多くなる
- 自立心が芽生え、周囲の物事に関心を抱き積極的に関わろうとする
- 相手や場所に合わせて話し方や内容を変えることができる
- 友だちとの交流が活発になる
- 自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、相手の気持ちに少しずつ寄り添えるようになる
- 言語能力が向上し会話の受け答えがはっきりする
6歳児は自分のこともわかるようになり、友達や親のことも少しずつ理解してくるのです。
しかしその一方で、6歳児は親への反抗心や自立心が強くなり始める時期でもあります。
反抗期
6歳頃になると、子どもは親のいうことを聞かないことが格好いいと思うようになり、反抗的な態度を示すことがあります。
また、周囲の影響、テレビ・YouTubeなどで覚えた言葉や行動をするようになるのです。
わたしの子供も、YouTubeで覚えた言葉を使い困ってしまう事があります。
汚い言葉や人を不快にさせてしまう言葉を使う事があるからです。
この「中間反抗期」は、子どもが自立心を育み、自分の考えを表現しようとする重要な成長段階です。
親は、子どもの行動の背景にある心理的な変化を理解し、愛情を持って適切に接することが求められます。
この時期の子どもは、外ではいい子なのに、親にだけ逆ギレや物を破壊するなどの行動が見られることもあります。
こんな時、わたしたち親は無理に子供を正そうとするのではなく、子どもの成長の過程として受け止めることが重要になります。
子供の何気ない一言や、傷つくような言葉を言われても、ぐっと気持ちをこらえて子供と接する事が大切なのです。
自立心の芽生え
6歳児は思考力や認識力が高まり、自主性が育つ時期です。
親としては、子どもに様々なことを任せて自分で考え行動できるよう支援することが大切なのです。
また、人や自然、物との関わりを通して体験を積ませ、論理的思考力を養うことも重要なポイントです。
自立心を育むポイント | 具体例 |
---|---|
自主性を尊重する | 自分で選択させる、自分で判断させる |
体験の機会を設ける | 野外活動、料理、工作などの体験プログラム |
論理的思考を促す | なぜそうなるのか考えさせる、自分の意見を言わせる |
父親も、子どもの自主性を尊重し、様々な体験の機会を設けることが望ましいでしょう。
父親の関わり方
6歳児との良好な関係を築くためには、父親の関わり方が非常に重要です。
愛情と理解を持って適切に接することにより、子供との関係を深めることができます。
では、具体的にはどのように6歳児と父親は絆を深めていけば良いのでしょうか?
愛情を持って接する
6歳児は、父親や母親が言っている事を理解しています。
自分の取った行動に、親がどのように反応するのか、どのような言葉を掛けてくれるのかをちゃんと見ています。
その為、子供が何かお手伝いをした時に、父親が子どもに感謝の気持ちを伝えたり、また、子どもの失敗を許容し、一緒に考えられる存在になることが重要です。
無理に父親らしさを押し付けるのではなく、子どもとの自由で楽な関係を築くことが大切なのです。
子どもとのコミュニケーションを大切にし、子どもの自己表現を尊重すること。
子供の気持ちに寄り添いながら接する事が大切です。
適切に叱る
子どもを叱る際は、具体的に行為を指摘し、その場で即座に叱ることが大切です。
また、態度や表情、口調を一致させて真剣に叱り、なぜいけないのかを丁寧に説明することが重要です。
父親は時に厳しくなりがちですが、恐怖で支配するのではなく、子どもの行動を適切に指導することが求められます。
過度に厳しすぎたり、子どもの気持ちを理解できていないと、子供に嫌われてしまう可能性があるからです。
大切な事は、子供にしっかり伝えることです。
子供にもわかるように、言語化して伝える様にしましょう。
母親との連携
父親と母親が連携して、子どもの成長を支えていくことが理想的な子育てといえるでしょう。
母親は、父親の育った環境が影響しているのではないかと考え、性格に合わせた声かけをすることで、父子関係の改善につながるかもしれません。
また、母親が子どもの気持ちを理解し、パパの味方にもなりつつ、子どもの気持ちを共感的に受け止めることも重要です。
また、大げさに子どもを褒めることも有効な手段です。
父親と子供の絆を深めるポイント
これまでの内容をまとめると、父子関係を良好に保つためのポイントは以下のようになります。
- 子どもの発達段階を理解する
- 子どもの自主性を尊重する
- 愛情を持って接する
- 適切に叱る
- 母親と連携する
特に、子どもの気持ちを理解し、受け止めることが何よりも大切です。
そして、父親と母親が協力して、子どもの成長を温かく見守り、支えていくことが重要となります。
まとめ
6歳児と父親の関係は、子どもの心身の発達に大きな影響を与えます。
この時期の子どもは、反抗期や自立心の芽生えなど、さまざまな変化を経験しますよね。
そのため、父親は子どもの心理的特徴を理解し、愛情と適切な指導を持って接することが求められます。
また、母親との連携も欠かせません。
父親と母親が協力し合い、子どもの成長を温かく見守ることで、健全な父子関係を築くことができるでしょう。
6歳児にとって、父親は憧れの存在であり、生涯を通じて大きな影響を与える存在でもあります。
だからこそ、子どもの健やかな成長のために、父親の果たす役割は非常に重要なのです。
誰もが必ず経験する子供の反抗期に、わたしたち親がイライラしたり、力任せに言う事を聞かせるのではなく。
子供に寄り添いながらしっかりと伝えることが大切なのです。
最後までこの記事を読んでくれたあなた、あなたの子育てライフの少しでも参考になっていれば幸いです。