あなたは、5歳の子供が友達とどのように関わっているのか気になったことがありますでしょうか?
幼稚園・保育園の友達と上手く付き合っているだろうかと、気になることもありますよね。
子供が友達とどのような会話をして、どのような遊びをしているのか。
そして…友達に対してどのように接し、どのように感じているのか?
わたしたち親は、すごく気になります。
友達に嫌なことをして嫌われていないか…そんなことで悩むこともあります。
わたしは仕事から帰宅すると、幼稚園で今日は何があったのかを子供に聞くようにしています。
そんなとき子供は、何か嬉しかったことがあればたくさん話してくれますが、機嫌が悪いと教えてくれません。
「ちゃんと友達の輪に入れているのか?」
「自分から声を掛けているのかな?」
とついつい気になってしまいます。
あなたもわたしと同じような気持ちになったことが、あるのではないでしょうか。
特に、一人目の子供だともっと気にしてしまいます。
そんなあなたへ、この記事では5歳児の友達との関わり方についての解説と、自分の子供が友達との良い関わり方をするために、わたしたち親はどのようにすべきかをご紹介します。
わたしの書いたこの記事が、自分の知らない子供の一面を発見するお手伝いとなれば幸いです。
5歳児の特徴とは?
そもそも5歳児とはどのような成長をし、どのような特徴があると思いますでしょうか?
5歳児は記憶力や理解力の向上、好奇心や探求心などが高まり身近で起こる様々な事象や人が話している色々な内容に関心を持つようになります。
また、言葉を使って思考や感情を表現する力も増します。
単語の羅列ではなく、文章で自分の意思をはっきりと伝えてくるようになるのです。
自分が経験したことや感じていることを、試したくなるのが強くなるのもこの年齢の特徴ですよね。
それと同時に物事を自分なりに判断し、相手の気持ちを考えて自分と異なる意見を受け止める力が身についていきます。
自分のやらなくてはいけない役割など責任感が芽生え始めるのもこの時期で、友だちと一緒に共通の目標に向かって、工夫、協力、分担などができるようになってくるのも5歳児の特徴だとわたしは思います。
自分一人で遊ぶことや親・兄弟と遊んでいるのが多かったのが、この年齢くらいから友達と遊ぶことが大好きになります。
では、5歳児の友達との関わり方とはどんな感じなのでしょうか?
5歳児は友達とどのような関わり方をする?
この時期くらいから、子供は幼稚園・保育園などで友達と過ごす時間が増えてきます。
また、子供の口から同じ友達の名前を聞くことも多くなりますよね。
友達と集団で行動することも増え、その中でルールを守ることの大切さを覚えます。
友達に自分の考えや発見したことを伝えたり、友達の考えや発見したことを聞くことで、自分以外の誰かに伝える嬉しさを感じるようになるのです。
また、友達と関わることで時にはけんかをすることもあります。
しかし、それによって自我を抑えることや友達に譲ることを身につけていくのです。
友達の喜びや悲しさなどの気持ちも考えるようになり、思いやる気持ちが生まれるのです。
ただし、同時に友達の好き嫌いもはっきりしてきます。
一緒に過ごすことで、好きな友達と苦手な友達がわかってくるからです。
わたしの子供も、
「○○くんはすぐに叩いてくるから苦手!」
と言ってくることがあります。
5歳になったことで楽しいばかりの幼稚園・保育園から少し嫌な幼稚園・保育園へと変わることもあるのではないでしょうか。
親はたくさんの友達と仲良くしてほしいと思いますが、子供にも好き嫌いが出てくるこの時期に、わたしたち親はどのように接してあげれば良いのか悩んでしまいます。
では、子供が友達と良い関り方をするために大切なことはどのようなことなのでしょうか?
友達との関わり方で大切なことは?
まず、子供が友達との関わり方で大切なのは、相手を思いやる気持ち、相手を思いやる行動をとれるかということです。
これは、5歳の子供には難しいように感じますが…実はそうでもないのです。
大人のような社交辞令が必要だということではなく、子供の中での最低限のルールを守ることが大切だとわたしは思います。
また、最低限のルールとはありがとうやごめんなさいなど、ごく普通の言葉をちゃんと言えるかどうかではないでしょうか?
5歳の子供は大人みたいに物事を複雑に考えることはありません。
このごく普通のやり取りができれば、孤立することも嫌われることもなく、友達と一緒に遊ぶことができるのです。
そして、このルールを守らせるためには、わたしたち親の役割が非常に大切です。
子供はやってはいけないこと、つまり悪いことだと学ぶとき、何度も失敗を繰り返します。
子供がダメな事をしたとき、親は注意をして、時には子供を叱りますよね。
子供の躾は、親次第で大きく変わるとわたしは思います。
子供が悪いことをしたのに気にもせず、注意も叱りもしなければ…子供は悪いことをしたのだと覚えることはないでしょう。
そんな子供は友達に悪いことをしても、それが悪いことだと思わなくなります。
これでは友達を思いやる気持ちは育たないのです。
では、わたしたち親は子供の友達との関わり方について、どのようにすべきなのでしょうか。
子供のために親がすべきこと
あなたの子供が友達と上手な関わり方をするのには何が大切だと思いますか?
また、わたしたち親は子供の為に何をしてあげれば良いのでしょうか。
この年齢の子供に親が出来ることは限られてきますが、その限られたことをしっかりすることが大切だとわたしは思います。
そして、わたしの考える親が子供にすべきことはこの3つです。
・子供の話をしっかりと聞いてあげること
・肯定的な言葉で導いてあげること
・子供に色々な選択肢を与えること
自分の考えがしっかりしてきたこの年齢だからこそ、親は子供の話をちゃんと聞いてあげること、しっかりコミュニケーションを取ることが大切なのだとわたしは思います。
では、この3つのすべきことをもう少し具体的に紹介しますね。
・子供の話をしっかりと聞いてあげること
この年齢の子供はゆっくりでも自分の考えていることを、わたしたち親に伝えてきます。
そんなとき親は、最後までちゃんと話を聞いてあげなくてはいけません。
忙しく時間に追われているときに子供の話が長くなると、ついつい上の空になっている…なんてことありませんか?
子供は親が自分の話を聞いてくれているのかわかっています。
自分の身に起こった嫌なことや親にわかって欲しいことを伝えるには勇気がいることです。
そして、精一杯の言葉で伝えたあとにわたしたち親の言葉を待っているのです。
このときに親が話を聞いていない様子、関心がない様子を子供が見てしまうと…子供は親に自分の気持ちを伝えてなくなってしまいます。友達のことや日常生活で関わっている人のことを相談できずに我慢し、我慢が限界に達すると突然泣きだしたり、不安やストレスを抱えたまま育ってしまうのです。
5歳になれば友達と色々な経験をします。
そんなときに親は、たくさん子供の話を聞きたくさん子供に質問し、子供が友達とのことを相談しやすい関係をつくることが大切なのです。
わたしたち親は、聞き上手になることが非常に大切なことなのです。
・肯定的な言葉で導いてあげること
子供の話をしっかり聞いていると、子供が間違ったことを言うことがありますよね?
わたしの子供も、自分の感情や考えを反抗期や甘えからくるわがままにより、絶対に自分は間違っていないと言い張ることが結構あります。
こんなとき、わたしは正直イラっとすることもあります。
内容すべてを正論で否定したくなるときもあるくらいです。
しかし、ここで否定をしても子供は素直に受け入れられません。
反抗期とまだまだ甘えたいこの年齢の子供には、否定を受け入れられるほどの成長は出来ていないからです。
では、このような子供にどうすれば良いのか?
それは、肯定的な言葉で答えに導いてあげることが大切なのではないでしょうか。
子供が疑問に感じていることに出した答えは、子供にとって凄く価値のあるものです。
その価値のある答えを、親の一言目にそれは違うのだと伝えられたら…子供はがっかりしやがてイライラに変わってしまうのです。
その様なやり取りが続くと、子供は自分の友達にも同じようなことをしてしまいます。自分の話を聞いて欲しい、自分の話に共感して欲しいこの年齢の子供は、自分と共感できない友達とは話したくないと感じてしまうのではないでしょうか。
子供の話を肯定しながら、子供の求めている答えを導いてあげることがわたしたち親のすべきことで、そうやって育った子供は同じように友達に接する様になるのです。
・子供に色々な選択肢を与えること
この年齢の子供にとって友達とは、ほとんどの場合がはじめての経験になります。
友達との関わり方について、たくさん失敗もあるでしょう。
しかし、失敗は同時に学ぶことにもつながります。
子供が友達と上手に関われるように、失敗しないようにと親が全てを決めてはいけません。
子供が決めることを否定せず、子供が色々な選択をできるように導いてあげることが大切です。
子供の話を聞き、このようにすればどのようになると教えてあげること。
こんな方法やあんな方法があると導いてあげることで、子供は選択肢が増えるのです。
そして、子供が選択した結果がどうであれ…わたしたち親は褒めて、注意して、子供の話を聞きながらコミュニケーションを取ることが大切なのではないでしょうか。
子供が友達と上手に関わるためにわたしたち親は、何でもかんでも口出しをするのではなく、少し後ろで見守りながら子供を導いてあげることが親のすべきことなのだとわたしは思います。
まとめ
今回、5歳児が友達との関わり方で大切なことは○○!親がすべきことはこの3つ!について紹介をさせていただきました。
そのすべきことはこの3つ!
・子供の話をしっかりと聞いてあげること
・肯定的な言葉で導いてあげること
・子供に色々な選択肢を与えること
子供のことになると親はすぐに口を出したくなりますよね?
失敗して欲しくない、悲しませたくない、友達と毎日笑って楽しく過ごしてほしいと…わたしもあなたもそう思っているのではないでしょうか。
子供のことを考えると親はみんなそう思いますよね。
しかし、子供には親の知らない子供の社会があるのです。
わたしたちが思っている以上に、子供はしっかりと考えているのです。
だからこそわたしたち親は、子供を信頼してある程度はやりたいようにさせてあげることが大切ですよね。
とはいえもちろん子供はどんなことでも経験不足です。
ほとんどのことで正解はわからないでしょう。
わたしたち親は、子供にとって良かったと思える答えになるように導いてあげなくてはいけません。
子供の可能性を奪わないように…子供が選択肢をたくさん持てるように接してあげることが大切なのではないでしょうか。
さいごに…
わたしの書いたこの記事が、少しでもあなたの力になっていれば幸いです。
そして、あなたとあなたの子供がHappyな人生になりますように。